5月24日(日)
高石は高師濱のだんじりを見物に出かけました。

泉大津・7時44分発の上り普通電車に乗って高石駅へ。
駅を降りるとちょうど、連合コース内に入ってきたお目当てのだんじりが高架下で待機しているところでした。

後方からですが動画でそうぞ↓

高師浜といえば、平成26年に岸和田市春木地区の大国町から嫁いできた地車。
その経路は、結構複雑で…
昭和5年に泉佐野市日根野西出が新調されたあと、春木旭町を経て平成2年から春木大国町、さらに平成26年当町の所有となっています。

灰洗いされとてもきれいになってます。

アプラ前での休憩時間に、だんじり拝見♪

昭和5年新調
大工棟梁 :山内安太郎
彫刻責任者:田沼源治(征信)

大下工務店さんでの修理。
箕甲の形状が最近の大下さんらしくなっているのが分かります。

主屋根枡合い正面。
枡合虹梁+二重枡合上段追加など春木時代からの改修により大型化されています。

土呂幕正面は「真田幸村の勇姿」。
さすがは一元林峰の技を継承する田沼源治(征信)。
躍動感のある作風です!

馬の表情、動き、人物の刻みなど田沼さんの特徴が随所に見られます。

彫工 征信 刀
タヌマ

と刻まれています!!

さらに、腰回りで注目したいのは縁葛。

三方とも「松に雀」というシンプルかつ非常に珍しい図柄。

こちらは土呂幕右の平。
難波戦記の一場面とは思われますが、人物は???

こちらは土呂幕左の平。
人物の表情がいかにも田沼さんらしいです。

そしてこの地車の特徴でもあるのが、この「竹の節&物見」一体型の部分。

兜桁との接地面もハの字になっています。
大工・山内安太郎さんによる手間のかかる細工です。

主屋根平の枡合い部分。
正面同様、春木時代の大型化改修で枡合い虹梁が組み込まれ、上段は新造されています。

見送り内部も、田沼さんワールド全開!!

摺り出しは、醒ケ井の井尻さんの作かな…。

主屋根左の平。
その隅に「ホリ 征信」の銘がありました。


木鼻と屋根回りの様子。

昭和初期の田沼さんの傑作、楽しませていただきました♪

紀州街道から帰町の様子。

やっぱり昭和初期のだんじりって、どこか「だんじり」らしくて、安心感に似た印象を受けます。
最近の新調だんじりにはない良さが、そこにあるんですよね~。あくまで個人的な見解ですが…。

高師浜のみなさん
この度は、地車の修理完成入魂式お披露目曳行、誠におめでとうございました。
ではまた。