岸和田祭で賑わうかつての城下町。
その重要な場所に位置するのが大手町。その名の通り、かつては大手門がそこには存在し、場内へ入るための入り口であったとか。

以前、宮入前の様子を見物してくて2016年にこの場所を訪れました。
テレビ中継などされないこの光景は実に新鮮で、岸和田祭らしい粋な風景を楽しむことができました。

そんな様子をご覧ください。

本宮の朝。
疎開道は午前曳行中、宮入の順番を待つ各町のだんじりで賑わってます。

その疎開道・大手町交差点から濱方向には宮弐番の上町がスタンバイ。

疎開道から1本濱側の細い路地。
ここへ宮三番の五軒屋町が到着しました。
ここでしばらく密着レポです。

五軒屋町らしい黄金の御幣。
ここで「御燈明係」の所以が見られます。

これまた宮入時の専売特許的なコマ提灯を装着。
これこそ唯一無二。
伝統・継承、実にいいものです。

青年団の方が提灯の1つにほんの一瞬だけ火を灯し、それをさっと消します。

そして手際よく地車へ。

美しい植山工務店製の切妻屋根によく似あいます。

続いて浴衣姿の町役員さん。
手には浜の潮が入った桶。

だんじりの台回りを清めておられました。

主屋根・後屋根の隅にも潮。

さぁ準備完了。
宮壱番の宮本町の出発を待ちます。

世話人さんの浴衣姿もいいですね。。。

宮本町がコナカラ坂へ向かいます。

この時点では、幟は町名旗。
宮三町については、コナカラ坂を上ってから「吹きちり」に交換するのが伝統。

続いて上町が直進で大手町からコナカラ坂方向へ。

そして五軒屋町が坂方向へ。

激走する荒々しい光景も岸和田祭の魅力ですが、こうした光景をゆっくり眺めてみるのも実にいいものです。
宮入前の大手町内、お薦めです。。

では、これにて。。