
4月27日(日)
今日は岸和田・堺町の地車生誕100周年記念ということで、大修理され美しくなった堺町地車がお披露目曳行されました。
私はというと…GWを控え仕事の関係上帰省することができず、遥々江戸の地から泉州岸和田へ思いを馳せている状況で、さきほども2009年に行われた堺町地車入魂式の様子を振り返ってた次第です。
とはいえ、持つべきは友。
この堺町地車に参加しているYYくんから、今日の様子を画像で送付いただきましたので、過去の画像なども含めここでご紹介したいと思います♪

文句なしの快晴!
伝統・古風を重んじる堺町の地車がお披露目されます。


ひな壇の御三方も、昔の法被で登壇。
黒パッチとの相性も抜群、粋で鯔背な堺町!


ちびっ子も楽しそう。
親も楽しそう。
みんな楽しそう。
祭はこうでないとアカンのです。

商店街にて。宮本町からの祝福。
こういう光景もお披露目曳行ならでは。
こういう写真、大好き。
ええなぁ~。見に行きたかった。。。(涙)

で、式典の様子も。
レッドカーペット上に据えられた100歳の長老。


前後の姿見。
大正生まれのだんじりらしい三手先七段の古風な姿見。
こういうのがいいんですよ。こういうのが。

御祭禮幟に注目!!
堺町の意匠が、これまた古風な丸文字に変更(古い意匠を復活!)されています。

どっしりと重厚感のある台木。

平方向から。
これぞ旧市のだんじりともいうべき長さ。
特に広く木取りされた主屋根枡合いは、堺町の代名詞ともいうべき部分。
枡合い虹梁など入れず大きなキャンパスいっぱいに刻まれた彫刻は迫力満点!!。

こうして屋根回りを見上げると、枡合いの迫力がダイレクトに伝わります。
古いだんじりの醍醐味がここにありますね。




式典中の様子。
YYくんありがとう!

今回の大修理で目を惹いたのが主屋根懸魚の細工。
これまでのイメージを一新しましたね。

こちらが旧の懸魚。
印象がガラリと変わりました。

今回の新しい懸魚。
以前、井上工務店さんにお邪魔した際に拝見したのですが、懸魚の奥の方を覗いてみると…

旭と波頭の間に「堺」の意匠!!
わずか数センチのもので、だんじりに組まれてからは、下からはまず見ることができない箇所。
文字通り「隠し細工」ですね。

後旗の桟の部分。
煉瓦模様が刻まれており、堺町の法被を連想させます。

さらには、その底面。
ここにも堺町の意匠。


見送り内。
堺町といえば、この細工「2つの長宗我部盛親」。
現地車のものと、先代(現・熊取町野田地車)のものが混在しています。


随所に確認できる手の込んだ細工。
派手なことはせず、特に付け木のない枡合いは実に素晴らしい。

幟台には真新しい獅嚙が。
100年前の秀作と真新しい作品が上手く融合されています。

堺町のみなさん
この度は、地車生誕100周年および地車修理完成入魂式お披露目誠におめでとうございます。
この先も末永く、今や貴重となった大正時代の名作がいつまでも活躍されますことを願っております。
堺町若頭のYYくん
いろいろありがとうね。記念冊子も楽しみにしてまーす!
それにしても…
正面土呂幕の「楠公父子決別櫻井の駅」、何回見ても最高っ!!!
ではまた。
