5月20日(日)
昨日は成田空港で販売の仕事があったため今日は帰省しない週末。
岸和田をはじめ、各地でいくつかのだんじりイベントが行われているようですね。
西宮市でも市制100周年のイベントで盛大に16台のだんじりがパレードされているのだとか。。。
で、今日の企画は…
今から16年前の2009年5月に行われました陶器地区「山本」地車の大修理完成入魂式・お披露目曳行の様子を、このところ恒例となってますプレイバック記事として、再掲載いたします!!
では、早速ご覧ください!どうぞ~!
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5月24日(日)。
心配されたお天気も、時折晴れま間のぞくまずまずの天候になりました♪
堺市と大阪狭山市のほぼ境界あたりにある、ここ山本地区。
同級生のKくんが住む町でもあり、数ヶ月前から情報をいただいてました。
今日、5月24日は、その山本地車の大修理完成入魂式の日。
朝はゆっくりさせていただき、10時頃現地に到着。ちょうど式典の最中でした。
この地車は、先日の記事にも書かせていただいたように、まず「獅嚙」に注目したいところ・・・。
もともとの井波・中山慶春師の作から、同じ井波の澤義博師の作品に入れ替えられました。
では、そんな今日の式典と曳行の様子をご覧ください。
▲式典の模様です。
和やかな雰囲気でした。。。
▲前後の姿見です。
豪快な“柱巻き”と今回新調された“獅嚙”が、すごいインパクトです。
▲ハイっ!
お待たせしました!
我らが井波彫刻伝統工芸師の澤さんの新作♪
正面からでは少し解りにくいですが・・・見えますか~!?「八重歯!!」。
▲興奮してきました(汗)!
主屋根背面に回りまして・・・
少しナナメから見上げますと~
▲アップで!!
おぉ~! カッチョエェ~!
八重歯の生えた獅嚙やっ!!
▲再び正面に回りまして。
あっさりとした鳳凰の懸魚。その上から獅嚙が睨みを利かせてます!
▲前後の車板です。
正面は金縄で見づらいですが「スサノオの命の大蛇退治」、
後屋根には「加藤清正の虎退治」です。
▲土呂幕の彫刻。
明智光秀 小栗栖での最期、眞田幸村など(だと思います。)
▲今回の修理は、柱に彫物が組み込まれたり、台輪が一新されたり、土呂幕背面に「かすみ」が
入ったりと、細部にわたって手が入れられたようです。
▲幟台も一新!
この“風神雷神”は木彫・高濱師の作。
▲組み物にも注目!
肘木・巻斗にも細かな細工がなされてました。
▲見送りです。
昭和63年新調当時の中山慶春・木下賢治の両師による銘を発見。
背面の大坂城は、新調当時のものより豪華なものに入れ替えされました。
▲片倉勢を追撃する眞田幸村。
岸和田市上町・開師の作を見本とされたのかな…
▲少しの間、会場から離れまして・・・。
Kくんを通じ、町会の方にもご無理を聞いていただき、先代獅嚙を拝見させていただくことに。
その頭の部分には「井波 慶春作」と銘がありました。
▲さて会場です。
みなさん、お酒も入り盛り上がっておられました。。。
このあと、棟梁のTさんにもご挨拶させていただきました♪
▲若頭のみなさんで、ハイッ、チ~ズ!
ノリノリの山本のみなさんでした。
▲お昼をはさみ、午後からはお披露目曳行です。
さぁ、行こかぇ~!
▲曳き手には、ピチピチのギャル♪
屋根上には、ごっついエコーの効いた拡声器!
太鼓は刻む、刻む、、、。
おぉ~!これが陶器の祭りやねんなぁ~!
▲澤師の獅嚙の後に、大型拡声器。。。
そして、マイクを握る大工方。。。
えぇ祭りをされてますね~。少し羨ましかったです。
▲のどかな風景に地車はよく似合います。
※写真の団扇には、新調された澤師の獅嚙と刻印がデザインされてました。
◆山本地車紹介◆
昭和63年10月、新調
大工:池内福治郎
彫師:中山慶春、木下賢治
平成21年5月、大修理
大工:地車製作隆匠
獅嚙:澤義博(井波)
幟台:木彫高濱
山本町会のみなさん、本日は誠におめでとうございます!
私も、実は初めての訪問地区ということで、楽しませて頂きました。
それにしても、いい雰囲気ですね。祭りの本質を見た気がします。
このままの勢いで、秋にはもっとえぇ祭りをしてくださいね♪
それから、同級生のKくんご夫妻。
お昼までご馳走になり、誠に恐縮です。
また、二世が生まれたら、顔見せに板原まで遊びに来てください!
ありがとうございました(御礼)。。。
あらためて読み返してみたら、懐かしさが込みあげてきました。
このプレイバックシリーズ、いいですね。(と勝手に思っています)。
今日は東京からSNS等で拝見となりましたが、山本地区のみなさまこの度は誠におめでとうございます!!
