
泉大津市穴師地区 泉穴師神社。
当館では何度も記事にしている飯之山神事ですが、本年、この神事の頭家(とや)を担った豊中町のIくんからいろいろ貴重なお話を伺うことができました。
今回は、頭家さんの大変な作業の様子を貴重な写真でご紹介します。
突然ですが、まずは動画から。
飯之山だんじり(通称:御饌地車(ごぜんだんじり))の舞台で、蒸したお米を盛る作業です。
榊の葉を咥えて、神聖な御饌に吐息がかからないように作業を進めます。古来からの継承ですね。

宵宮、飯之山だんじりを頭家へ移動

洗米・浸水させたお米。

日が変わった本宮の深夜0時。
米炊きをはじめます。


お米が炊き上がり、だんじりに御饌を盛る作業へ。

氏神様に捧げる神聖なお供え物ですので、丁寧に盛り付けます。

二階建て構造の飯之山だんじり。
太鼓は1階部分(台木のすぐ上)にあります。

午前4時 盛り付け完成
豊中町内を曳行し、泉穴師神社へ移動されます

本宮午後
4町のだんじりが威勢よく宮入し、渡御へ出発したあと、その後方をゆっくり練り歩くのが飯之山だんじり。

板原町の後方は、飯之山だんじり。
参道をゆっくり南下。荒々しい4台のだんじりもこのときばかりは厳かに練り歩きます。
後纏担当の私は、振り向いて写真撮影に成功!


穴師池跡地に据えられた御旅所に到着。

御饌の数々。
後方には、前日徹夜で盛られた飯之山。


せっかくなので記念撮影♪

おまけ
上記は昭和30年代、穴師小学校内に御旅所があったころの様子。
虫取町のだんじりも確認できます。
飯之山神事の頭家にあたると、本当に大変だと伺いますが、
古来から伝わるこの伝統を絶やさず、繋いでいてほしいものです。



祭のあと、頭家のIくんが、飯之山神事の撤饌(おさがり)として甘酒を持ってきてくれました。
おいしく、ありがたくいただきました♪
Iくんありがとうございました。
昨今、だんじりの高速化により事故が頻発。
怪我のリスクも高くSNS等では兎角取り上げられ、否定的で乱暴な投稿が散見されました。
特に本年は、市内で他地区で残念な事故が起こりました。
しかし我が穴師地区は、高速化するだんじり曳行よりも上記のような古来からの神事を重んじる地区。
だんじり曳行の時間を割いてでも、御旅所まで厳かに練り歩く渡御を今も尚継承しています。
飯之山神事は泉穴師神社祭礼の核とも言える神事です。豊中町頭家の方には大変なご苦労ですが、氏子として誇りに思います。
今こそ、祭りの在り方(何のための祭なのか)を考える機会なのかもしれません。