
5月5日(こどもの日)快晴。
泉佐野は貝田町で行われた子供フェスタにお邪魔して参りました。
過去にも貝田町のだんじりは「ザ・まつり」などでも何度か拝見してるのですが、直近の大改修以降じっくり拝見するのは初めて。
ということで早速拝見です♪


前後の姿見から。
平成の大修理でひと回り大きく、そして豪華に生まれ変わっています。
昭和初期の玉井九馬一(行陽)師の作品はもちろん健在です。

続いて平方向から。
組み物の一新と、見送り下の腰組・枡合い風の彫刻が組み込まれ豪華さを演出。
縁板の伊勢込や梃子掛け、脇障子竹の節は、大改修時・大工若野さんの特徴でもあります。

主屋根懸魚は「波に夫婦岩と御来光」。
縁起のいい題材で、バランスもGOOD!

主屋根の垂木に注目。
正面から見て菖蒲桁が柱芯のすぐ隣にあることから、軒下のスペースが広くとれます。
そこに前より7本分の垂木を3段にし、豪華さも併せて演出。

主屋根に合わせて後屋根の垂木も3段。
しかも上2段は、前方妻板から順に開くといういわゆる「フル扇」。


主屋根と後屋根の細工の違う3段垂木。
この部分だけでも見ていて楽しいですね。


木鼻は昭和初期に作事された部分です。
いい味でてます♪

正面屋根回り。
前述の通り組み物のほか、隅出す、横槌、車板+小屋虹梁(一体型)が一新されていました。
桁鼻は省かれ、その分車板の彫刻(天の岩戸)が広く取られています。

主屋根正面:神武天皇東征


平左「楠公子別れ 櫻井の駅」
平右「児島高徳 忠義の桜」

主屋根後方の木鼻。
新調当時よりも柱が長くされているのが分かります。

枡合い上部。過去の修理で縦にサイズアップされています。

正面腰回りです。




玉井行陽の世界が広がります。
「敦盛呼び戻す 熊谷次郎直実」これは行陽師の定番。

続いて右の平。




「今井四郎の血戦」と銘が刻まれてました。

そして左の平。



行陽(九馬一)師の十八番!!「朝比奈三郎の勇力」。

後屋根枡合い。正面は「平景清錣引き」の名場面。


後方より向って左右の平。


脇障子竹の節:梟(ふくろう)
大脇竹の節:親子唐獅子。(いずれも平成の大修理で一新されています)

続いて見送りです。
大改修時に見送りスペースが大きくなった分、各彫刻の台部分も積み上げれられています。


随所に行陽師の味があふれてます。

大脇・脇障子部分は、平成の大修理で一新。

平成の大修理で最大の見どころといえばここでしょうか。
見送り下の細工が特に凝っています。


組み物の三段目部分には唐獅子。
その上は3つの斗で縁葛を支えていますが、受けているのが最前面だけでした。

組のもの合間にある枡合い風の細工。
写真は「四条畷の合戦」ですが、この部分に隠れた細工があると町会の方から伺いました。

この武者の奥。おわかりでしょうか!?

なんと「ボルト」の細工です。
平成の大修理を行った際に、地元・和泉工業さんの功績をたたえ隠れた細工として残されたそう。

水桶は側面に蛇口のあるタイプでした。

松良。
昭和53年に池内工務店さんで行われた大修理では醒ケ井の井尻翠雲師によって作事された松良ですが、平成の大修理では彫り替えられています。

貝田町のみなさま
町内イベントにもかかわらず見学させていただきありがとうございました。
平成の大修理で、泉谷工務店さんの軒先で行われていた灰洗いの様子を過去に記事にしております。
よかったらこちらもご覧ください↓
地車大修理~泉佐野市貝田~ | 板原村のだんじり会館
また、その修理前の搬出の様子もレポしております。
泉佐野市貝田地車修理抜魂式 | 板原村のだんじり会館
懐かしの写真も満載ですので、併せて後らにただければと存じます。
さぁ、いよいよシーズンIN!
これよりだんじり関連の行事も目白押しですね。。。
では、これにて。