暑いですね…。
関西では梅雨明けが発表されましたが、関東がまだ梅雨のままジメジメ・ムシムシ。
昨日からクーラーをゆる~く回しっぱなしで、部屋に籠っています。。。
さて、だんじり談義の中で私の最も興味のあるうちのひとつ「川中島」について、10年前の7月に書いた記事から、プレイバックだんじり談義としましてご覧頂こうと思います。
常連さんにはおなじみで、当館では何度も記事にしていますこの「川中島」は、私の最も好きなネタのひとつ。
では、ごゆっくりどうぞ~♪
昭和4年作:大宗&開さん作事の銘地車「上町」。
昭和7年作:大宗&舜次郎さんが初の責任者として世に送り出した「板原(先代)」。
昭和7年。
板原(先代)は、当時「仕入れ地車」として大宗さんの軒先に2台展示されていたうちの一台と聞きます。
(さらに納屋にはもう1台分の材木があったようです)
その3年前の、昭和4年に誕生した上町地車の土呂幕三方の図柄が自町・板原のそれとそっくりであることに、興味を持っていろいろ調べだしたのが幼少時代の私。なので、このだんじり談議ネタは、私のだんじりLIFEの原点でもあります。
では、双方の彫刻写真を交えながらじっくり見ていきましょう。
▲上町
▲板原先代
▲上町の信玄
▲板原先代の信玄



▲板原先代
着物の質感に信玄の表情。舜さんの熱意が伝わって来そう。
▲上町の謙信
▲板原先代の謙信
▲上町 やや上半身を捻ってますね。
▲板原先代 ほぼ正面向きです。
▲上町 馬の顔はやや横を向きます。
▲板原先代 こちらはまっすぐ前方を。
▲板原先代 仕上げにも手が込んでいるのが判ります。
▲上町の雑兵。
▲丸く滑稽な表情は、さすがですね。
▲こちらは板原先代。
ずこ~っ!って感じです(汗)。
▲悲壮感さえ漂います。。。
▲上町(馬に踏まれる雑兵)
▲表情豊かで、しかも躍動感を感じます。
▲こちらは板原先代。
謙信の馬に踏まれる雑兵は、同じなのですが・・・。
▲これはびっくり!!
股間を踏まれています!!これこそ、舜さんの名アドリブではないでしょうか。
▲あ、痛っ~~~~。
▲板原先代
前板のせり上がり具合がいいですね。
材木の厚み以上に奥行き感を表現されています。
▲板原先代
この木の質感・・・個人的に大好きです。
▲上町
▲板原先代
▲上町
▲板原先代
時間を忘れ、思わず見入ってしまう土呂幕彫刻。
小学生時代にこの双方の彫刻を見た私は、もう40年以上もだんじり好きになってしまいました。
あと3か月もすれば岸和田祭。今年もまた上町のだんじりと菱木奥のだんじりを拝見したいものです。