4月6日(日)
今日、岸和田では中北町のだんじりが修理完成入魂式・お披露目がありました。
しかし私は残念ながら東京…。帰省しない週でしたので、見物された方からの動画を拝見しております。

で、今から19年前、2006年8月に書いた記事を転載しておきます。
中北町地車を初めて見た時の感動を、まとめておりますのでぜひご覧ください。

では2006年8月当時の記事です!どうぞ ↓

我が「板原町」の新調だんじりもあと一ヶ月あまりで完成します。
私も含めて、みなさんの期待も半端じゃないですよね。
そこで、今回は、同じ平成18年新調の岸和田市中北町の「こだわり」の部分を徹底取材しましたので
よ~く観察し、我が町の新調だんじり到着まで、テンションを高めていってもらいたいと思います。

※あくまで管理人個人の視点からのレポです。
 中北町の関係者の方、快く新調地車を見せていただき誠にありがとうございます。
◆◇岸和田市中北町新調地車◇◆
平成18年7月新調
大工棟梁:井上英明
彫刻責任者:木下賢治

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▲正面姿見。先代のスタイルを継承しながらも、一層、豪華絢爛な入母屋型で誕生した新調地車。
 大き目の懸魚は、中北の専売特許「夫婦岩」。

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▲主屋根は「均等割付」の菱形扇垂木。全ての垂木が均等に開いていってます。これからの主流に
 なるんでしょうか?

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▲繊細な彫刻の「木鼻」。獅子がくわえる「毬」が、くり貫かれてます。

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▲主屋根正面。小屋虹梁と車板が一体となってます。そこには「スサノオの命の大蛇退治」が・・・。

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▲勾欄は話題になった「黒柿」を使用。中北マークと、葡萄?の彫刻が印象的。

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▲松良受けと、脇障子受けの「こぶし」。それぞれ繊細に獅子や龍が施されてます。

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▲あまり目の届かない「水板」にも注目。戯れる獅子が何匹もいました。

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▲正面踏み台にまで、縁板仕様の彫刻が・・・。ブ厚いです。

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▲後屋根・切妻側には、纏を持つ「火消し」風の彫刻がありました。

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▲幟台。非常に繊細ですが「ポキッ」とやってしまわないか心配になりました。金網なしです。

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▲芯金は中北の「ホイルキャップ」が!ここからオイルを注入するそうです。
 「梃子掛け」にも「波に濱千鳥」の彫刻がありました。

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▲枡組み受け、幟の金具、台木側面の金具、それぞれに「中北」のマーク。これほどまでの「こだわり」 には、脱帽モノです。。。

以上、今から19年前の2006年8月の記事でした。
なつかしいですが、今も中北町地車の豪華さは別格ですね。
では、また。