新年あけましておめでとうございます。
今日は10年前に書いた記事を転載します。

材木についてです。

だんじりの破風(葺地)を見るとき、真横にしかも均等に木目が多数入ったものや、左右対称の木目があったり、個性的な荒々しい目があったり・・・それは変化に富んでいて楽しいものですね☆

大工さんの粋なセンスも垣間見えたりします。

・・・で、浅学の私ですが(汗)、
大工さんや彫物屋さんからお聞きしたことをまとめますと・・・

こうなります♪

イメージ 1

右上写真は、板原町主屋根正面で、典型的な“柾目”なんです。
高樹齢の大径木の中心部分しか取れない贅沢で貴重な部分、これがわが町の自慢のひとつでもあります♪

白太(しらた)

木材の樹皮に近い部分。中心に比べて淡い色で、腐りやすく虫も付きやすい。(=白肌)

赤身(あかみ)

木材の内部の色が濃い部分。耐久性があり利用価値が高い。(=赤味、赤肌)

板目(いため)

太の中心部分からずれて挽いたときに現れる木目。変化にとんだ面白い目が出る場合がある。

柾目(まさめ)

丸太の中心に向かって挽いたときに現れる平行で均等な木目で、反りづらく割れにくい。
高樹齢の大径木からしか取れないので、必然的に価格も高くなってしまいます。

木目ひとつ見ても、なかなか奥が深いです。。。
彫物や大工仕事に加えて、贅沢な木取りなんかも、だんじりの値打ちを左右するんですね。

また過去の記事から人気の高かったものを転載いたします。
というわけで今日はこのへんで。
本年もどうぞよろしゅうに…。