みなさん大変お待たせいたしました。
先週の日曜日、9月3日に行われました岸和田市制100年の特別曳行の様子です。
この日、朝から電車で岸和田入りし、商店街から濱方向へ。
旧市街地のだんじり22台が、旧26号線(岸和田城の濱側)に揃うということで、ぶらぶら散歩をしながら疎開道を経由し、南町の蛸地蔵付近で見物。
一気に全町を拝見できるという貴重な機会は、まさに100年に一度。次に拝見するとしたら、私は150歳になってます(汗)。
ということで、暑くて熱かったそんな様子をご覧ください。
午前10時ころ。
各町が出発地点にだんじりを据え始めます。まずは大北町。
この交差点を右折で出てくる光景はレアですね♪
中北町はすでに疎開道へ。
北向きに据えられただんじりは、大北町と向かい合わせの体制に。
中町にも立ち寄りました。
先日の清祓式は見物できませんでしたので、ここでしっかり拝見。
装飾品が一新され、彫刻も一部彫替えられています。
中でもひと際目を惹くのは、だんじりの顔とも言える懸魚。
ミスター中町・賢申堂の河合師の作。
あっさりと、やや小振りの濱千鳥を配したあたりは、河合師のセンスを感じます。大正時代の銘だんじりとの相性も抜群ですね。
中町でしばらく拝見してると、疎開道がにわかに賑やかになってきた気配。
疎開道。濱のだんじりがスタンバイしている脇を上町のだんじりが勢いよく走ってきました。
全て南向きという超レアな光景です。
淡路彫り!舜次郎と開さんの銘だんじりの離合。(中之濱・上町)
恰好よろしぃなぁ。
上町を先頭にどんどん続きます。
巨大だんじり藤井町。
先日、泉谷工務店さんにて大修理されました。
美しい柾目の葺地と懸魚が眩しい♪
贅沢な木取りが自慢の兼柾。
お刺身で言うと「大トロ」の部分かな。
一新された懸魚は、こちらも賢申堂さんの作。
大工町付近から左へカーブすると、南町のだんじりが町内から左折で疎開道に出てきました。もはや祭り以上の賑わいです。
白い幟に、蛸をデザインしたお馴染みの法被。
快晴の青に映えます♪
こちらは紀州街道。
その先頭は地元・本町の地車が待機してます。
本町の後方には堺町が見えます。
本町が疎開道との交差点に出てきました。
さぁ、ここから一気に全町見物スタートです!
堺町。
下野町。
岸和田市制百周年記念曳行 と染め抜かれた鉢巻。
えらい勢いで旧26号へ。
春木南。連続して巨大サイズのだんじりが集う光景は圧巻。
Uターンしてきた南町が春木南のあとを追います。
上町。個人的に旧市で最も好きな1台。恰好よろしいです。
並松町。マーキーさん、S野くん、暑い中ご苦労様です。。。
天神地区のだんじりが、お城のお堀脇を行くのは記念行事ならではですね。
天神地区のだんじりが続きます。独特の幟が印象的な別所町。
沼町。平の寸法が長くどっしりとした地車。日の丸の法被も鮮やかです。
やりまわしで旧26へ。
北町は紀州街道から。
大工町。古風でありながら斬新さを兼ね備えた文字通り「温故知新」の1台。
カミナリ太鼓が炸裂してました♪
大工町の後方には、ナカンバ、紙屋町、中北町…と濱のだんじりがスタンバイ。
その前に紀州街道から筋海町が入ります。
言わずと知れた「軒唐破風」は筋海町の専売特許。
名門・久吾の技を今に継承してます。羽を広げたかのような反りあがった破風と、桁鼻を省いて正面垂木の収まりを考えた苦心の細工は、何度拝見しても感動します。
中之濱町。舜さんの代表傑作として有名。
角宮の意匠が誇らしい宮本町。
天保だんじりから継承する唯一無二の懸魚は、一目で紙屋町とわかります。
非常に細かな杢目の破風は、贅沢な柾目。
五軒屋町は紀州街道から。
中北町。絢爛豪華な1台。
大北町。ひな壇には、副責任者のGちゃん!
中町。賢申堂の河合さん発見!
懸魚、恰好よろしいなぁ。
濱地区のシンガリは大手町。
同級生のモンリー、冷えたビールおおきにな。
これで全22台が旧26号線に集結しました。
こんな光景、誰もみたことがありません。
こんな写真も記念行事ならでは。
北向きに2列に整列されただんじり。
ゆっくり拝見したいのですが、沿道は人で溢れてまして…
だんじり会館付近。ナカンバと宮本町。
大工町と筋海町。
天神地区のだんじりと背景を岸和田城でうまい事撮りたいなぁ。。。
どないでっしゃろ?
題して「筋海町と千亀利城天守閣」。
だんじりの造りの違いがよくわかる構図。
大工町地車と千亀利城天守閣。
まさに芸術的な屋根型細工は筋海町。
常に、進行方向に向けて持つというウサギの纏。
そろそろ帰町の時間に。
これより通常の試験曳き。暑い中ご苦労様です。ほんまに。
いつもお世話になってます筋海町さんに立ち寄ってビールをいただきました。
やや熱中症気味になりながら、ビール飲んで再び元気に。
その繰り返しで、結局脱水症状。。。
見てる方も、やってる方も、この猛暑は危険すぎます。
暑さに耐えきれず、カンカン内でランチ。
もちろん瓶ビール付き。
ランチ後は春木地区を見に行くのですが、紀州街道をひたすら歩いて春木まで。
だんじりが1台も通らない道のりは、長かった。。。
この日、友人・知人を通じて冷えたビールをたくさんご馳走になりました。
感謝申し上げます。。
もうすぐ祭りの本番、私も再び帰省して楽しみたいと思います。
では、また。