6月18日(大安)
先週末からの帰省、今朝は相方を乗せて泉佐野は上之郷へ向かいました。

だんじりファンにはおなじみの意賀美神社。
上之郷地区のだんじり3台が宮入する神社です。
到着したのが午前7時すぎ。
すでにお目当てのだんじりは丘の上、神社の境内に据えられてました。

この度、上村が岸和田市西之内町で曳行されていた地車を購入。
名門「絹屋」で作事された絹屋型は、その屋根型を継承した軒唐破風。
美しい。恰好よろしいなぁ。

清祓を終え、各種団体の記念撮影をされている時間帯。
しばしだんじりを拝見させていただきました。

以前、西之内町時代にレポさせていただいた記事はこちら。

絹屋型!西之内町地車

https://ameblo.jp/itaharamura17/entry-12491662908.html

兜桁の傾斜を奥まで通している細工、これは絹屋型の典型、これを継承されてます。
竹の節や、物見の底面をこの傾斜に合わせて木取するという手間のかかる仕事。

おぉ~、舜さん!
土呂幕正面・向って右端に記されてました。

さぁ、いよいよお披露目曳行へ出発の時間。

思わず「エデンの東」の旋律が流れてきます。
水田とだんじり。実に日本らしい光景。

軒唐破風。
柱芯上には桁鼻、その1つ外側に菖蒲桁が来ており、隅木までの間には6本の垂木が扇状に配されています。岸和田市筋海町のそれと異なるのはその辺りでしょうか。
懸魚はやや控えめのサイズで、バランスの良さが際立ちます。

葺地・箕甲、美しいラインです。

ゆっくりブレーキをかけながら急勾配を下ります。

坂を下ると中村のだんじりがお出迎え。
上村のだんじり後方には岸和田・西之内町の方の法被も。

我々は先回りして、下村の地車庫へ。

個人的には大好きな型の地車。
昭和初期、老舗「大宗」こと植山さんの軒先でおそらく並んでいたであろう3台は、泉大津市板原町(先代)・豊中町(先代)と、この下村の地車。

舜さん、田沼さん、一元さんなど多くの彫師さんが参加されていたと思われます。

★以前、下村地車のレポを記事に書いてます。
よかったらご覧ください。

上之郷 下村 地車修理完成入魂式&お披露目曳行 | 板原村のだんじり会館 (ameblo.jp)

遠くで上村の太鼓が聞こえてきました。
まもなく到着です。

大宗の切妻屋根と、絹屋の軒唐破風
この美しい屋根型がこうして肩を並べる光景に興奮気味の私。

これを見てるだけで酒が進みそう。。。

そろそろ出発、いよいよやりまわしです。

1回目の左折は後方から見物。
勢いよく綺麗に曲がりました。

続いて右折で戻ってきます。

右折後の緩いS字も難なくこなして…

再びターンです。

上村のみなさん
この度は地車の購入および入魂式・お披露目曳行、誠におめでとうございます。
絹屋・舜次郎の名だんじりが、この地で末永くご活躍されることを願っております。
舜次郎の1ファンとして、また見物に寄せていただきたいです。