森町新調だんじりレポシリーズの第六回目、今回は腰回り(平左)です。
ちょいとUPまで間隔が空いてしまい、お楽しみにして頂いてた方には申し訳ございませんでした(汗)。
単身赴任期間の終了があり、一人暮らしのアパートから板原町の地元に戻ってきたことなどもあり、引っ越しや引継ぎなどで実はバタバタしてまして…。

と言いながら、早速本題へ。

見学会からもう2か月になろうとしてますが
今回もその際に撮影させていただいた網無しの写真でご紹介いたします!

まずは縁葛「頼朝公 初陣」

限られたスペースとはうらはらに、奥行の深さに驚かされます。
ひと昔前のだんじりとは雲泥の差、彫師さんの手間は相当なものです。。。

続いて大連子
おなじみ「敦盛呼び戻す熊谷次郎直実」!

沖の船へ逃れようとする平敦盛を見つけ、直実は扇を上げて呼び止めます。

奥板に平敦盛がいます。
呼び戻されてるシーンですね。

このあと、陸へ引きかえしまずが、直実にはとても敵わず組み伏せられてしまいます。
直実は押さえて首を取ろうと顔を見ると、我が子と同じ年頃の若武者の姿。
直実は憐れに思い逃そうとしますが、他の源氏の武者が迫っており、とうてい逃れることはできまいと泣く泣く敦盛を討ち取るのでした…。

続いて小連子「義仲 斎藤別当 再会」

兜が置かれてますね。

おまたせしました土呂幕です!
おなじみの場面でもあり、彫陽の十八番でもあるこのシーン「巴御前 勇戦」です。
「彫陽 山本陽介 作」と記されています。

これぞ彫陽!
親方から継承する雰囲気に、彫陽独自の緊張感を醸し出した名作。
空間をうまく活用した配置に、刻みの良さは格別です。

下からのアングルは迫力満点です。

連子の紐の下と土呂幕に、撫子(ナデシコ)の細工。

水板の細工もぬかりなく。
地元に因んだ「森ノ大池」。小さな生き物がいくつも配されています。

松良受けには立派な鯉。

いかがでしたか?
気が付くと、貝塚はもうすぐ試験曳きですね。

次回は見送り回りをご紹介します。お楽しみに~♪
いよいよ自町も祭モードに入ってきましたので、またバタバタ生活に突入です(汗)。