7月12日(土)
7月の帰省で大阪の自宅でゆっくり。
朝10時に我が家を出て、夏の大阪のだんじり見物に出かけました。

まず目指したのは、ここ生野神社。
天王寺から環状線に乗り換えてひと駅、寺田町駅で下車。
そこから、この酷暑の中およそ15分ほど歩いて…到着しました(汗)。。

この生野神社が所有する「宮付きだんじり」は、言わずと知れた銘地車。
鳳地区で長年活躍した野田の先代、上だんじりの横綱級とも称される1台です。

先におひとり、Kさんが見物されていて私と入れ替わり。
地車庫は貸し切り状態です。
のちに社務所から管理人のNさんも登場、快く拝見させていただきました♪
(冷たい飲み物もありがとうございました!)

まずはこの姿見。
大工は、岸和田・植山宗一郎さんが作事。
他に類を見ない厳つい鬼熊!!
祭禮当日ということで、だんじりは綺麗に飾り付けがなされていました。

ほぼ真下を睨む鬼熊。
圧倒されます。
小屋内ですがしばらく見物させていただきましたのでご紹介します!


正面拝懸魚は、木下舜次郎さんの傑作。
天乃岩戸開き。もう最高です!!!
先代・泉大津市板原町の正面枡合い(昭和七年作)と瓜二つ。


ものすごい迫力!!

後屋根の懸魚は、スサノオノミコト大蛇退治。
こちらも同じく木下舜次郎さん初期の傑作。

正面同様、板原町先代の彫刻と瓜二つ。
(板原町先代は、主屋根右平の枡合いにスサノオノミコト大蛇退治)

犬勾欄は「親子獅子」。
昭和初期の植山製の仕入れだんじりには、このタッチの親子獅子が物見などに多く見られます。


平の虹梁。
ここにも舜さんの十八番の作が!!


こちらは土呂幕正面。


後面の土呂幕。




脇障子や大脇の細工。
京彫り・吉岡義峰の作とされています。


見送り三枚板は、吉岡義峰さんの代表作。

見送り正面の銘。
「賤ヶ岳合戦 佐久間之乱入」 と刻まれてました。




非の打ちどころなしの傑作!!


上だんじりには珍しいタイプのホゾ。
下だんじりを思わせる木取りです。


左右2丁の鉦。
「生野神社地車講」と刻まれてました。


かつて後梃子のあった箇所を埋める金具。
バックルの部分にも金具があります。
泉州式の名残ですね。


地車講のNさんにお礼を言い、隣接の生野神社にもお参りして次なる目的地へ向かいました。


場所を天王寺に移しまして…
お楽しみのランチは、裏天王寺にある焼肉屋「安兵衛」さんへ。

まるでステーキのような肉厚のお肉。
やわらか~い♪


そいつを熱々の白ご飯に…
オン・ザ・ライス!
間違いなく旨し!!!


美味しゅういただきました♪
しっかりスタミナを付けたところで、午後の部!猛暑の中へ再び出掛けました。

後編に続く…。