7月8日(土)
成田さんで開催される「成田 祇園祭」。
今年は7月7・8・9日の三日間で開催されました。
昨年は、千葉県佐原の祭りを見物しましたが、今年は、ここ成田へ。
自身初となる成田祇園祭ですが、2日目の山車屋台共演・総踊りの様子をたっぷり見物して参りました。
そんな様子をご覧ください(それにしても暑かった…(汗)。)
週末恒例の自作モーニング。
週末の朝は、なぜかいっぱい食べれます。
腹ごしらえして、いざ成田を目指します。
京成電鉄を利用して成田へ到着。
駅前にはすでに2基のだんじり(いや、山車です)を発見。
おぉ~!唐破風!!
成田祇園祭には、10基の山車屋台がありますが、武者モノの木彫を施しているのはごく少数。この日初めて拝見したのは花崎町の山車ですが、(姿見・彫刻ともに)この山車が、最も我々に馴染み深いだんじりに近いのかもしれません。
しばらく彫刻見物。
昭和51年の作らしいです。比較的新しいですね。
この日は、各町内でそれぞれが曳行(ところ曳き)のような形態。
範囲が広いので、お目当ての山車を見つけるのが大変。
成田山への参道はご覧の賑わい。関東の祭りは、雰囲気も穏やかで、粋で鯔背です。
こちらは成田山の山車。(いまいち山車と屋台の区別がつきません…。)
夏祭りって感じでいいですね♪
曳き綱が長いです。
男女関係なくチビッ子たちもみなさん楽しそう。
遠くから上町(「うえまち」ではなく「かみちょう」と呼びます)の屋台が坂を上ってきました。この屋台を拝見したかった。
泉州市民には馴染みのある掛け声「ほいっさー」からの…ノーエ節♪
これはいいなぁ。
心地のいい囃子に惹かれて、あとを付いていくことにしました。
自町(上町)本部へ一旦格納して少し休憩。
前輪は梶を取ることができる構造なので、だんじりとは異なり比較的簡単に据えることができます。
正面中央にはこの方。泉州では「若頭責任者」といったところかな。
HORIYO彫陽シャツを着用しての見物。
しばし、町の方とお喋りしながら見物させていただきました。
向って右のお嬢さん、暑いのにカメラ目線での素敵な笑顔ありがとう♪。
岸和田も成田も、「上町」っていうとこはいい彫物ですね♪
ご覧のように、とにかくデカい。背丈よりも横幅が…です。
道路スレスレですが、前輪が梶を取れるという点では扱いやすそうです。
成田山新勝寺の山門からの参道。
勢いよく坂を駆け上がってきたのは仲之町(なかまち)でした。
このノリ、勢い、まさにだんじりを思わせる光景。
せっかくなので、新勝寺方面へ歩きます。
参道には名物の鰻の香りが漂います。(お高いので、食レポはございません)
梅雨明け前の7月の気候。
蒸し暑さが半端やおまへん。
でも、ちゃんとお参りしました。
奥の院まで歩いてふらふらになってから、外周を歩いてると
田町の山車を発見。
再び成田山の山車。右折のシーンです。
曳き綱は両端から伸びているので、梶(ハンドル)は綱の中にあります。
だんじりでは考えられない光景ですが、前輪が向きを変えるとスムーズに曲がって行きます。(駒の交換も必要ないし、これはいいなぁ)
「山の下のイオンの広場に土屋の山車があるよ~」と、沿道のおばちゃんに聞き、降りてきましたが、暑い!遠い!(汗)。
で、ガソリン注入。
シン・板原村おすすめの、シン・レモンサワー旨し!(もちろんロング缶!)
土屋:平成19年の作という比較的新しい山車。
正面懸魚の「国生み」など、どこか馴染みのある彫刻のように見受けました。
醒ヶ井の彫刻っぽい気がしますが…いかに!?
そして遅めの昼食は、イオンのフードコートでケンタ。
鰻はまた次回に持ち越しです。。。(汗)
陽が落ちてからも曳行されるとあって、人混みは改善されるどころか増えてきた感じすらしました。
わたしは、ぼちぼち電池切れで…。
成田駅へ戻る途中の高架橋から。
結局…私自身、この日は花崎町から始まり、花崎町で見終えました。
単身赴任で関東へ来てから、いくつかの祭りを見物してきましたが、どこも粋で鯔背で雰囲気がいいですね。何よりギスギスしてないのがいい。祭り本来の楽しみ方をみなさんよくわかっておられるのを凄く感じます。
私たち、泉州のだんじりも歴史と伝統があり、誇れる祭りなのですが、最近は「やりまわし」に注力するが故に、駒がどうとか、足回りがどうとか、助っ人やらなんやらで、子供の頃に楽しんだあの光景が、どこか遠くなってきている気がします。
関東には、そんな光景が…
ありました。
成田祇園祭関係者のみなさま、お疲れ様でした。
では、また。