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どうもです。
単身赴任を終え、泉大津の自宅から出勤の毎日。
早や4ヶ月が過ぎました。

ときどき「古いだんじり見たいなぁ~」と、思う時があります。
そんな今日ですが、好評の10年ひと昔だんじりレポシリーズをUPします。
10年前。2016年2月に書いたブログ記事から、今日はこのだんじりをご紹介します♪

高石市は羽衣地車。
古~い、明治期製作の非常に趣のあるだんじりです。
では、早速どうぞ!!

山直の地車ファンの方
醒ヶ井彫刻ファンの方
明治期地車ファンの方
お待たせしました。今回は西暦1890年作という古いだんじりを紹介いたします。
1890年(明治23年)頃といいますと・・・
岸和田では次々に有名な町がだんじりを新調されています。
・明治20年  大北町新調(先々代)現・泉佐野市下瓦屋南 
・明治20年頃 南 町新調(先々代)
・明治22年  堺 町新調(先代) 現・熊取町野田区
・明治30年頃 大手町新調(先々代)現・和泉市尾井町
そんな時代に新調されたというこの羽衣の地車は、元・岸和田市三田町で生まれました。
100年以上も三田町の方々に愛された地車は昭和57年の大修理で屋根周り等を一新(醒ヶ井彫りに入れ替え)され、その後平成11年に高石は羽衣へ渡り現在も元気に活躍中です。

以前から、ぜひとも拝見したい一台でした。
曳行中の休憩時間ではありましたが、町の方々もこころよく見学をOKしてくださいましたので、じっくり拝見させていただくことができました。
では、ご覧ください。


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▲昨年の高石祭礼見物中。
 運よく目の前で休憩のタイミングに突入~!
 これはラッキーでした。

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▲町の方に了承を得て、だんじりレポ開始です☆
 まずは前後の姿見から。。

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▲主屋根正面の様子です。
 昭和57年、天野工務店さんにて組み込まれた入母屋の屋根です。

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▲つづいて平方向から。
 細い路地の多い山手地区にて新調された関係からか、ややコンパクトなサイズです。

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▲鬼板は、天野さんにて大修理された際のものと思われます。
 (御紋のみ交換されています)。

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▲懸魚はオーソドックスは“波に千鳥・ご来光”。

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▲桝合いを見てみましょう。
 まずは主屋根正面から。おなじみ“天之巌戸開き”。
 桝合いなど全て昭和57年の大修理の際に組み込まれた醒ヶ井彫りです。

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▲続いて平の桝合い左右です。
 平左:スサノオノミコト大蛇退治
 平右:神功皇后 誉田別皇子平産す

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▲ボリューム感たっぷり、天野さんらしい組物ですね。

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▲木鼻は明治期新調当時のモノと思われます。

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▲後屋根桝合い三方も見てみます。
 まずは正面から。「弁慶と牛若丸の五条大橋」ですね。

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▲醒ヶ井彫りの井尻翠雲師の作と思われます。
 師の得意な図柄だったのでは・・・。

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▲参考までに、板原町(先代)が昭和53年の大修理の際に
 井尻翠雲師によって作事された後屋根懸魚(現・板原町公民館にて保管中)。
 非常によく似てます。

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▲その桝合いの下に注目。
 虹梁は“八艘飛び”のようですが、これがまたよう彫られてます。
 おそらく新調当時の作かと。。。

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▲続いて平の左右です。

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▲見送り内部の彫物は、大半が昭和の大修理で入れ替えされてるようです。

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▲竹の節・兜桁です。

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▲見送り下の連子。
 紐の部分に段をつけた粋な細工です。

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▲虹梁の下に注目。
 二重虹梁というか、見送り下がりというべきか微妙な部分ですが
 ここにもなかなかの細工がなされています☆

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▲さぁ、お待たせいたしました。
 腰周りをご紹介します。
 まずは正面から。

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▲迫力ありますね~☆
 “朝比奈三郎と高井三郎の血戦”です。

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▲お次は右の平へ。

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▲“木曽義仲の最期”
 明治期の作風を十分に感じられる秀作です。

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▲そして右の平がこれまたいいんですよ~!

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▲おなじみ“巴御前の勇戦”です。
 雑兵も最高!!

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▲格好ええ~!
 これぞ和泉彫の真骨頂ですね。

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▲なんて書いてあるのか・・・
 「粟津・・」で始まります。読みにくいです。。

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▲縁葛部分には、はめ込み式で古い彫刻を確認しました。

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◆羽衣地車紹介◆
●製作:明治23年 岸和田市三田町が新調
    昭和57年 天野工務店にて大修理 
    平成11年 岸和田市三田町より購入
 ・大工:【絹屋】絹井嘉七
 ・彫師:安田卯ノ丸、保田卯ノ松
    (※屋根周り・見送り周り等は後年に醒ヶ井彫りに入れ替え)
●主な彫刻
 ・土呂幕:正面「朝比奈三郎と高井三郎の血戦」
      平右「木曽義仲の最期」
      平左「巴御前の勇戦」
 ・ 見送り:「大坂夏の陣」

いかがでしたか~。
豪華絢爛な平成の新調だんじりもいいですが、こうした古いだんじりもなかなか趣きがあってええもんですね。
祭礼中ではありますが、快く撮影をOKしてくださいました羽衣のみなさまに、この場をお借りして御礼申し上げます。

明治期の地車バンザイ!
末永くご活躍を!